公開市民講座(無料)
テーマ「被災地における家族の苦悩とこれから」
日程:9 月 29 日(日)9時半~11時半
会場:金沢市文化ホール メインホール
対象:どなたでも
演者:後藤 雅博(医療法人崇徳会 こころのクリニックウィズ:医師)、瀬藤乃理子(福島県立医科大学 災害こころの医学講座:公認心理師)
指定演者:中村 悦子(災害時緊急支援サテライト リベルタ能登:訪問看護師)
座長:渡辺 俊之(渡辺医院/高崎西口精神療法研修室)、上別府圭子(国際医療福祉大学大学院)
市民公開講座は参加申し込みの〆切はありません。当日でも参加可能ですので、是非ご参加ください!
令和 6 年能登半島地震におきまして、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
本学会は、これまで大きな災害が起こるたびに、被災地内外で、さまざまな相談支援事業や啓発事業を行ってきました。この度の公開市民講座では、1995年の阪神淡路大震災、2004年の新潟中越地震、そして2011年の東日本大震災などで、被災者と支援者の両方を経験した2名の演者から、過去の大規模災害で被災した人々や家族はどのように再生し、復興の道を歩んできたのか、どのような支援が役立ち、一方でどのような支援が役立たなかったのかについてお話頂きます。そして、奥能登の現地からも、指定演者として、今まさに被災地で必要とされている支援とは何かについて、生の声をお届けします。
災害に遭遇すると、私たちはさまざまな心の痛みを経験します。その一方で、家族や地域の人たちとの絆の大切さを、改めて感じる機会にもなります。私たちひとりひとりが、今、自分自身に問い、被災地の再生・復興のために、何か少しでも行動にうつす必要があります。この深い傷を負った地域において、今、私たちにできることとは何か?
過去の大規模災害の教訓から学び、被災地の家族の苦悩と今後について、共に考える市民講座です。
被災地の今後を考えるワークショップ(無料)
テーマ 「被災地における高齢者やこどもたち、その家族を支えるために」
日程 :9 月 29 日(日)13時~16時
会場:金沢市文化ホール 会議室
対象:30名限定(学校関係者や医療・福祉などの専門職、行政職など)
司会:加藤 純(ルーテル学院大学)、岩崎和子(北海道教育大学)
形式:グループワーク 10名×3グループ(1.高齢者への支援、2.子どもたちへの支援、3.支援者の苦悩(支援者支援))
<プログラム>
Ⅰ部 13:00~14:15
講演1.高齢者への支援
講演2.子どもたちへの支援
講演3.支援者の苦悩(支援者支援)
Q & A
~休憩(15分)~
Ⅱ部 14:30~15:30
グループワーク
Ⅲ部 15:30~16:00
共有
締め切り:9月20日(金)
*これ以前に定員に達した場合はそこで締め切りとなりますので、ご了承下さい。
大規模災害時は、家族や地域全体に大きな影響/変化がもたらされます。そして人々のこころの回復や外傷後の成長もまた、地域や社会全体のシステムの中で関連し合いながら進んでいきます。そのため、高齢者や子どもの支援では、個々の被災児童や被災者の支援だけでなく、家庭や学校への支援、そして地域の医療施設、訪問看護や高齢者の施設の機能の回復も非常に重要となります。
この災害ワークショップでは、前半は、「高齢者」「子ども」「支援者」の3つのテーマでミニ講義を聞いたあと、後半は、小グループに分かれて、参加型のグループワークを行います。県内外の支援者が共に思いを伝えあい、交流し、被災地における高齢者やこどもたちについての理解、そしてこれからの支援の視点や方向性について討議する機会にしたいと思います。
また、被災地では、支援が長期にわたるため、現地の支援者の疲弊が大きな問題となります。ひとりでも多くの方に、被災地の支援者サポートの重要性を知って頂き、実際に能登半島地震の支援者がどのような苦悩を感じているのか、その支援者を支えるためにどのような方策(支援者支援)が考えられるのかについても、共に考えたいと思います。
【公開市民講座参加】
市民公開講座は参加申し込みの〆切はありません。当日でも参加可能ですので、是非ご参加ください!
【ワークショップ】
※申し込みを締め切りました
※午前中の公開市民講座および午後の「被災地の今後を考えるワークショップ」を通して出席された方は、臨床心理士会が定める資格更新のための研修ポイント2ポイントを申請することができます。